厳選・ウォーキングの装備              更新日:2015/04/19

 江戸時代の旅人の平均移動距離は一日に、男性で30〜40km、女性で20kmくらいと
 云われます。電車、自動車でなまった現代人の足にはきつい距離ですが、すばらしいグッズ
 が助けてくれます。
 また、このサイトを作成するにあたって使用している装備なども紹介し、実際に使って良かった
 おすすめのものなど、評価も併せて紹介いたします。
 なにせ歩き旅、装備は最小限に効果的なものにしたいものです。
 
 
<ウォーキングシューズ>
 ☆ アシックス フィールドウォーカーIGS
 「第29回伊賀街道」から使用。ウォーキング協会推薦の
靴だけあって、適度な重さが足運びをスムーズにしてくれる。
靴底も堅さがあり、不整地でも比較的安定しているが、
 山道、勾配のきつい街道にはあまり適さない。 
 でも、初使用でいきなり50km以上歩けました。
 ゴアテックスを使ってあり、小雨程度なら雨水がつま先に染み
こまない。
 平坦な道を歩くときには一押しの靴。 ただし足の形は人それぞれなので自分の足
 に合った靴を探してください。
   中辺路への3泊4日の歩き旅に使いましたが、この靴は通気性が悪く、一日履き終わると
 つま先、甲のあたりが湿っている。ティッシュを入れて一晩おいてみると、湿気をだいぶ吸っ
 ている。 雨天の防水には信頼がおけるが、少し高くてもゴアテックスなど通気性のあるもの
 を選んだ方が良いと思う。

フィールドウォーカーよりも軽量です。ミズノフリーウォークがダメになったので代替えで購入しました。
山道などの悪路の踏破用にはフィールドウォーカーを、平坦なルートや舗装路のルートには
こちらのハダシウォーカーの方が適しています。
サイズはフィールドウォーカーが26cmでしたが、ハダシウォーカーは25.5をチョイスしました。
より幅広のようで同じメーカーの靴でもサイズが一段小さい方が適していました。
これでも大きめだったので中敷きを追加してちょうどいい具合になりました。
靴や服は実際に着用しないとフィット感が判断できないのでネットで買わない主義でしたが、
AMAZONでは送料無料で返品・交換もネット上で申しこむだけでOKですので、始めて買ってみました。
サイズダウンで正解でした。


 (?) わらじ
 スポーツ用品店で、沢歩き用に売っている。2つ買っているが未使用。
 経験者のサイトからの情報では、クッション性がないのでアスファルト道はつらいらしい。
 そのかわり通気性が抜群なのは、見たまんまである。

* 靴は実際に履いてみないと分からないので、店頭へ足を運んで実際に試してから選んでください。

雨対策:

長距離を歩くときに急な雨に遭ってしまったら事前の対策が重要です。
特に靴に雨が進入すると不快なことは当然ですが、マメができたり靴擦れが起こったりと
歩行に支障を来しかねません。 街中ならなんとか交通手段を確保できますが、
山道や人里離れた街道ではまずい事態です。
雨天の道路脇はドライバーにも目立つ色がお薦めです。
 
 
街中での小雨程度ならば軽い折りたたみ傘で対応しますが、雨量が多いときや山道で
活躍するのがポンチョです。
上下のレインスーツは着るのが面倒で、濡れているうちにタイミングを逸してしまい濡れた
上から着ることになりかねませ。ポンチョならば、リュックから取り出し、それをすっぽりリュックごと
カバーすることができます。
色は車道を歩くときや、山道で猟師に獲物と間違われないように目立つ黄色がお勧めです。 

 



<ステッキ>

 ☆ T字型のハンドグリップの無段階調節式のステッキ
 どこの製品か分かりませんが、登山用品店で売っているようなステッキです。
 バーゲンで2千円 くらいで 買いました。
 使い始めは足運びとステッキがうまく連動せず、使いづらいかもしれません。 
 しかし、歩行中の腕の動きを推進力の一部に変換でき、航続距離が1〜2割
 伸びます。
 また、登坂での推力アップ、下り坂でのブレーキにと威力を発揮します。
 未舗装の道では、これで地面を突く振動で、蛇避けにもなるらしい隠れた性能
 もあります。
 ポイントは握り手がコルク製であること。プラスチックよりも手触り、グリップ力が違います。
四段もありますが、接続部分から壊れていくのでより少ない三段でよいと思います。
また、アンチショック機能も山道の坂を下るときなど肘や腕の関節を痛めず必要な機能です。



<靴下など>
 ☆(初心者用) 3Mウォーキングテープ 足裏用
 25mmx9mで500円くらいする。 しかし、マメ対策には必須のアイテム。
 これと五本指靴下の併用でマメ対策は完璧。
 ウォーキングをして2年もすると靴も合っているのかマメはできなくなりました。


 ☆ 五本指靴下
 シルク素材がいいらしい。足指のマメ対策には効果がある。
 これと薄い合繊の靴下の二重履きの組み合わせが良い。
 ただし、靴のサイズとのかねあいで足が窮屈になってしまうと思わぬところにマメができてしまうので、
 靴下と靴の組み合わせは試行錯誤のうえ、最適の組み合わせを探したい。
 これもマメの心配がなくなって、いまではホームセンターに五足700円くらいの五本指靴下で十分です。
 (2012年現在)

<帽子>

    帽子も日射病対策で必須アイテムです。
帽子のつばが長いものがお勧めのポイントです。
どうしても顔の下半分が日焼けしますが、つばが短いと鼻から下が真っ赤に
日焼けしてしまいます。 




<音楽プレーヤー>

☆ MP3プレーヤー(2014年Upadate)
 iPod Touchでもいいのですが、もっとコンパクトで操作性もよい SONY Walkman Sシリーズが
 お勧めです。 AシリーズはWalkman史上最高音質を謳っていますが、タッチパネルだしSシリーズ
 より大きく重いしで、行軍にはSシリーズがベストでしょう。
 ボタン式の方が誤作動を防げますし、胸ポケットに入れておき服の上から曲送りなどができて便利です。

 また、ノイズキャンセリング機能が付いていますので、往復の電車内では車両の騒音を消してくれます。
 静かな環境の仲、ゆったりしたリズムの曲を聴きながら車窓の風景を眺めるのもリラックスできます。 
iPoneがあれば音楽も聴けますが、バッテリーのこともあるので専用プレーヤーを持って行くことをお薦めします。


 歩行時に聞く際の選曲は、歩くテンポにマッチしたものを選ぶ。へたり気味だった歩調が曲によって
 ペースメーカーとなりよみがえる。 自分の音楽の趣味から楽しみながら試行錯誤して見つけましょう。
 ちなみに私は、ウォーキング始めの頃に、矢井田瞳、アラニスモリセットを聞くと、スキップするくらいの勢い
 でテンポよく歩距離が伸ばせます。
 後半のへたり気味、登坂できついときに、軍歌を聴くと膝がちゃんと上がり歩調をとって疲れが吹き飛ぶ
 のが不思議です。「歩兵の本領」など行進曲系がウォーキングには最適ですが、森重久弥がしみじみ歌う
 「戦友」には歩調もとぼとぼとなったりします。 コロンビア 『ああ日本の軍歌 1〜5』 を聞いています。
 街道沿いのお墓には「故陸軍歩兵伍長@@@」のような、先のとがった神道式の墓石をよく見かけますが、
 当時の国民の義務である兵役に就き、国難に殉じた英霊の方々に感謝と鎮魂の思いで墓前に手を合わ
 せるのは日本人として自然なことだと思います。
 
 国道は歩道がわずかな幅しか無いところがありますので、音楽を聴きながら歩くときは右側を歩き、車両の
 接近が分かるようにする必要があります。
 旧道の峠道が行き止まりで、やむを得ずトンネルを歩く時がありますが、薄暗い上に、漏水のしたたる音など
 が不気味に反響し、車両が通れば爆音になります。 無間地獄を彷彿とさせる、そんなコワイトンネルでも
 音楽は効果があります。
 この世のものでないものが見えたり触れたりしない限り、歩兵モードでは無敵の状態で歩けます。

<万歩計>

 自動車の走行距離計の人間版。 疲労度と歩行距離は体調によっても
正比例しないので、 毎回これで記録を取って目安や励みにする。
歩数が分かれば十分だが、消費カロリーが表示 されるものを愛用。
さらに高機能な万歩計もあるが大きかったり重かったりすると、なにかの拍子
に落としてしまいそう。 軽くてコンパクトなものを選びたい。
センサーがひとつの物を使っていたが、坂道、階段などではカウントしない
ケースがあった。サイトに記載している歩数は正しくない可能性がある。
第35回、紀伊路・中辺路の回から左の写真にある万歩計を使用。




<リュックサック>
 ユニクロで2000円くらいで買い求めたものを愛用。背当てが立体的になっているし、ポケットの数、
 レイアウトも必要十分。 両側面に網のポケットがあるが、ここにステッキ・傘、反対側にペットボトル・
 携帯灰皿を入れるなど、歩きながらある程度用が足せるものをポイントに選ぶと使い手がよい。 
 そこそこの防水性も必要だが、これは防水シリコンスプレーで処理可能。
 ポイントは背中のパッドと肩ベルトパッドの出来具合。どちらも汗をかくところであり、加重を受け止めるところ
 なのでクッション性と通気性に注意してチョイスすればまちがいないでしょう。
 スポーツ用品店には高価なリュックサックが売ってあるが、未知のゾーン。

<フロントバッグ>

    財布など貴重品をリュックに入れるのは、不用心だし出し入れが不便。
 そこでこれを斜めがけにして歩きながらアクセスできるようにする。
 財布、地図、メモ帳、ペン、たばこ、ライターを入れる。
 
 貴重品をまとめることができるので旅行にも便利。


 


<ベスト>

 モンベル ネイチャーガイドベストMen's ( 品番 #1103194 )
(男女でサイズ、値段が違います。 これは男性用)

見たとおりポケットがたくさんあります。ウエアラブバッグです。
これがあればフロントバッグは不要です。
財布、デジカメ、iPod Touchは腰のファスナーポケットに、
Walkmanはイアフォン、GPSレシーバーと、GPSレコーダーを胸ポケットに入れます。
メッシュ部分とポケット部分の間に内ポケットがあるので、大きめの地図やパンフレットが
収納できますが、すぐに取り出せるのが便利です。背中にも大きめのポケットがあるので
すぐに使わない地図など収納することができます。
貴重品はこれに集中しているので、管理もしやすく置き忘れることもありません。



<リュックの中身>
 ウォーキング終了地点の駅の近くに、うまい具合に銭湯があればもう最高。『銭湯開始!』と突撃する。
 汗を流せばさっぱりするし、 こわばった足の筋肉を大きい湯船でゆったりとくつろぎながらマッサージ
 すると、足もヨロコブ。 そこで、下着、靴下、できれば替えのシャツ。シャンプー、石けんは旅行用の
 コンパクトなものを用意。
 風呂をあがって脱衣場で飲むコーヒー牛乳のうまいこと。この贅沢が100円で買えるなんて。
 まさに至福の瞬間。

<デジタルカメラ>

 カシオ Exilm M1
 100万画素、音声付き動画が記録できる。特長はなんといってもその薄さ、軽さで、ネックストラップを使って
 素早く取り出して撮影できる。手軽なカメラ。バッテリーもスペックでは連続撮影時:約1時間20分(約480枚)
 となっているが、まる一日の撮影に余裕でもつ。 充電を忘れて起動したら既にバッテリー残量の警告が出て
 いたことがあったら、より電池を消費しないVGAサイズに設定して、撮影したらすぐに電源を切るやりかたたで
 一日分の撮影ができたこともあった。
 しかし、木陰など光量の少ないシーンでは手ぶれが起こりやすかったり、実際の光景より色彩がぱっとしなかったり
 するケースもある。
 このサイトに掲載してる写真の大半(2003年の初瀬街道・お伊勢詣りから使用)はコレを使ったもので、それ
 以前の写真はSONY F55を使っている。
 
 そして、第40回以降は、コニカミノルタのDimage X50を使用する。500万画素のモデルだが、1600x1200で
 撮影し、それをリサイズしてサイトに掲載するが、はたして写り具合はどれくらい改善されるのかが楽しみ。

     

レンズが飛び出さない方式のデジカメはレンズ構成の制約から、普通のデジカメよりも劣る傾向があります。
しかし、ポケットで出っ張りがないというのはさっと取り出して、そのままレンズバリアを下げて素早く撮しまたレンズバリアを戻して
ポケットに戻せます。 歩きながらさっと撮るスタイルにはぴったりです。しかも「撮してます!」という感じが少ないので向こうから歩いて
くる人にさほど気兼ねなくばしばし撮れます。

街道Walkのカメラ選びのポイントです。
1)携帯性(コンパクトさ)
  ポケットにすっと出し入れができる。ネックストラップで首にかけても重くない。
2)起動が速い
 歩きながらシャッターチャンスを見つけたらそのまま撮影します。
3)バッテリーの持ちがよい
 予備バッテリー1つ持参で、動画もある程度撮れる。
4)GPS機能が付いていると便利
 名所旧跡ならば写真からどこかが分かりますが、普通の町並みや道路ではGPSデータを写真に埋め込むかどうかでずいぶん違ってきます。
 カメラ本体に内場合は別途GPSロガーを使って、自宅でデータを追加できます。ただし写真ファイルのタイムスタンプがその時点で書き換えられるのが不便です。
5)できるだけ写りがよい。
 写真ですからより綺麗に写る方がいいに決まっています。


(SONY TX7)
2012年は、Sony サイバーショット TX7 を使っていました。 ちょっと前のモデルでレンズバリアを下げると起動しますが、
 撮影できるようになるまでに一呼吸分時間がかかるのがネックです。
 でも、コンパクトデジカメにありがちなレンズの突起部分がないのでポケットにもすんなり収まるのが気に入っています。 (2012年Update)

(Fuji Z2000EXR)
2013年末にはFujiFilmのZ2000EXRを導入しました。
これもレンズが飛び出さない方式です。街道風景を歩きながら撮影するときにはじっくり構えてではなく、歩きながらさっと撮ります。
街中ではレンズが飛び出す方式では、いかにも撮影している感があり人が前にいると躊躇する場面もあるかと思いますが、このタイプは目立たないので気にせず撮影できます。
TX7の手ぶれが気になってきたのと、起動から撮影可能になるまでの間隔が一呼吸あるので、もっときびきびしたカメラを探してこれにたどり着きました。発売から1年落ちですごく安くなっています。
実際に使ってみると、カメラの進化を感じる操作性の反応の良さが気に入りました。
ただ、同じ被写体を写し比べてみるとSONYの方が写りはよいと思います。

(SONY TX30)
レンズが飛び出さない式の現行バージョンです。
SONYはこのタイプを防水カメラとして位置づけました。水中カメラとしても使えます。
街道歩き、山歩きで雨が降ってきても気にせずに撮せますね。
より軽く小さくなりました。起動もより速くなっています。

(SONY HX60V
Fujiの写真の写り具合がいまいちで気になっていました。最近は終日行軍するくともなく、紅葉など季節のイベントに名所旧跡や食事処を組み合わせたぬるめのWalkingが主となってきました。
写真の用途もこれまでの街道ルートを記録するという目的よりも、街道風景で出会った美しい風景や季節を感じる光景などをできるだけ美しく記録したい、というニーズに変わってきました。
そこでこのデジカメを検討に検討を重ねて購入しました。
 結果はすばらしい移り具合です。これまでの写真はなんだったんだろうとさえ思います。
手ぶれ補正はこの数年でずいぶんと性能が向上しています。歩き撮影でもぶれることは少なくなりました。
光学30倍ズームは、月を撮影するとクレーターまで写ります。
桜を撮すと背景がいいかんじにボケます。電池の持ちもTX7時代よりもずっと向上しています。
GPS搭載です。PCに取り込むと専用ソフトで地図上に表示することもできます。
これまではGPSロガーを別に作動させ、帰宅後にGPSロガーのソフトで当日撮った写真にGPSデータを埋め込むという作業をしていましたが、こんな面倒も要りません。
常時GPSを作動させた状態ではバッテリーの持ちが気になりますが、2,3週間引き出しに入れっぱなしでこの間20枚ほど撮影してもバッテリーの目盛りは減りませんでした。
また、GPSで軌跡を記録するというGPSロガー同様の機能も持っています。


<地図>
ただ国道を歩いてポイントからポイントへ歩くのと違い、旧道歩きは住宅街や山道越えなど、
詳細な地図だけでカバーできないエリアも混在します。
事前に地図を印刷することで対応してきましたが、以下の組み合わせがあれば簡単です。

   地図の真打ち!街道歩きなら必携! iPhone6 Plus
iPhoneはもはや携帯電話ではなくコンピューターです。
6ではなく6Plusが画面が大きいのでお勧めです。
Nexus7はiPad Miniと同じくらいの7インチディスプレイですがサイズ、重量ともにやっかいです。
6Plusは画面の大きさ、見やすさと本体サイズの絶妙なバランスを実現しています。
バッテリーの持ちも遙かに上です。

携帯各社で取り扱いしていますので、ご購入・機種変更はそちらでどうぞ。
各通信キャリアで電波の範囲が異なります。街中ではいずれも優劣はすくなそうですが、和歌山の山道などは
かなり差がでてきます。

基本は携帯電話ですから、通話もできますし、カメラは2万円以下のデジカメと同等それ以上の基本性能を持っています。
サブカメラとしてスタンバイしておくこともできますね。
しかもネットに繋がったコンピューターですから、移動中のネットでの情報検索や、読書、音楽を聴くこともできます。
本格的な街道あるきには必携のデバイスです。
iPhone6 などのコンパクトなものでもいいのですが、老眼が気になりだしたら大きい画面の6Plusをお勧めします。
(携帯性はよくないので、ズボンのポケットに入れっぱなしといった使い方には向きません)


iPhone6 Plus 専用 お勧めのアクセサリー

       
 

ケースは衝撃やキズ防止に必要です。
分厚いものは保護機能に優れるものの厚さと重さが増します。スリムケースはその逆です。
鞄に入れっぱなしの次期にはスリムケースを、街道歩きなどのときはそれを防水ケースに入れて首からストラップをかけるようにしています。
防水ケースに入れずに持ち歩くときには厚手のケースを使うなど、状況に応じて使い分けています。
スリムアーマーに入れた状態でバスの床に落としたことがありますが、なんともありませんでした。

ケースはどれも似たようなものですから、自分のものであるというシルシを付けておいたほうがよいです。
アマゾンで「蒔絵シール」と検索するといろいろ出て来ます。写真のものは西の護り「白虎」です。
興福寺のショップ限定で「阿修羅像」の蒔絵シールを売っています。これもお勧めです。

<街道歩きにお勧めのアプリ> いずれもApple Storeで入手できます。
Field Access
国土地理院の地図も利用できます。市街地はグーグルマップ、山道は国土地理院のデータを利用したアプリと使い分けできます。
携帯電波が届かない場所でもField Accessアプリで事前に地図データを入れて置けばそのままGPS地図になります。
林道の分岐点など、これまで何回迷いかけたことか。シチュエーションによってはこれがあるかどうかで遭難の危険性を回避できます。

Googole Map

乗り換え案内
ポイントへ行く、あるいは帰宅するときに簡単に時刻表検索などできます。

AR山
特に紀伊山地へ入ると連綿と山並みが続きます。このあぷりは内蔵カメラと連動して山にかざすと山の名前が重ねて表示されます。

中山道六十九次ぎ
480円の有料アプリですが、街道案内には理想的なものです。もっと他の街道も出るとうれしいですね。

奈良絵図紀行
古地図上に現在地を表示するという優れものアプリです。

コンパス
百均のコンパスでもいいのですが、無料アプリでいろいろあります。

雨雲レーダー 
このうち XバンドMPレーダーというアプリを日常使っています。
天気予報よりも、雨雲の位置と動く方向とその量であとどれくらいで雨雲が直上にやってくるか、雨に降られたときにどれくらいで上がりそうかが判断できます。


iPhone以外の場合:

GPSユニット + iPod Touch
iPhoneにはGPSが内蔵されていますが、常時GPSを使用するとバッテリーの減りが早くいざというときに
電話が使えないことにもなりかねません。
このワイアレスGPSユニットはiPod TouchとBlue Toothで通信します。
GPS単体で常時起動していていも日中まるごと使ってもバッテリーが持ちます。
地図を確認したいときに、iPod Touchを起動すればその時点でのGPSデータが無線で送られ
現在地が表示されます。地図を拡大表示すると山の中でもナビゲーション同様にカーソルが動きます。
iPhoneをお持ちのかたでもハンディナビとして使われる方にとっても、バッテリーのさほど心配せずにすみます。
マジックテープのゴムバンドで腕に捲くようにできていますが、リュックの肩紐に捲いて使っています。
胸ポケットに入れても動作は問題なしでしたので、雨の日でも使えます。
専用のアプリで補足した衛星の詳細な情報が表示されサイバーな雰囲気がよいです。

iPod TouchはiPhoneから電話と3Gデータ通信機能を外したものです。
豊富なアプリもそのまま使えます。このGPSユニットと併用することでハンディナビゲーションになります。
またカメラも付いているので、デジカメのバックアップとして、写真、動画も撮れます。
他にも青空文庫の無料書籍を入れておいて移動中に読むとか、公衆無線LANに加入するなどすれば
場所によってはネットに繋がります。万能電子機器なのでウォーキング目的以外でも持っていて損はしません。
メモリサイズで価格が異なりますが、カメラとして動画を撮りまくるとか、5000曲を超える音楽データを入れる
などの目的でなければ32GBで十分でしょう。
最近老眼が進んでいるので、できれば視認性の向上と携帯性の限界から言って7インチクラスが発売されれば
と思っています。

iPhone5 (S) + Nexus7
上記の組み合わせのさらに上をいくのがコレです。
どちらもGPSを内蔵しています。山道などでは道に迷ってもだいじょうぶ。二系統あればさらに遭難の危険性を避けることができます。
歩き旅なら宿でNexus7を使ってネットにアクセスすることもできます。


Nexsus7もお勧めのデバイスです。紙の地図が不要になります。
iPhoneは歩いている途中の分岐点などをちらっとみるときに便利ですが、より広範囲の地図を参照するにはやはりこの7インチ画面の方が大きくわかりやすいです。
Nexus7にもGPSが内蔵されており、結構精度も高く高性能です。街道歩きでは現在位置がどこなのか紙の地図では番地などをたよりにしていましたが、iPhoneにしてもNexus7にしても非常に使えるGPSを搭載しているので画期的に便利になりました。
山道などを歩くときには遭難しないためにも必須アイテムですし、両方持っているとどちらかが故障したりバッテリー切れになっても安心です。
iPhone5 からはテザリング機能が付いており、携帯の電波が届くところではiPhone5経由でNexus7でもネットに接続できます。
セットで持っていると便利です。泊まりがけの歩き旅でもネットで調べ物も大きい画面でできます。

10時間程度バッテリーは持ちますが使い方によってはもっと早く消耗しますし、それを気にするよりはバッテリーチャージャーも別途持ち歩くと安心ですね。大容量だと安心な反面重量も500gを超えてきます。
日帰りならiPhone5が1回充電できる程度の小型のものが良いでしょう。
iPhoneは使い方でバッテリーの減り具合が異なりますので、小型の予備バッテリーチャージャーを使ってみて、
必要に応じてさらに大きいものを買った方が無駄になりません。

お勧めアプリ:
Field Access 国土地理院の25000分の1の地図をあらかじめiPod Touchへ範囲指定して取り込みます。
ナビの元地図としてその上でカーソルが動きますので、山道でも活躍します。


街中ではiPhoneにプレインストールされているマップ(Google Map)でも、現在位置から近くの駅やコンビニなど
を探すことができて便利です。


  昭文社 文庫判 近畿圏 大阪・神戸・京都・奈良・大津・和歌山・姫路 1400円
 街道歩きには国土地理院の1/25000 がベストだが、歩きながら道を確認したり、書き込みしたりするには
 やはり文庫本サイズがとても重宝する。続きのエリアが地図の四辺に該当ページ番号が明記されているので、
 道を連続して参照するにも便利。
 近畿中心部の街道歩きにはかなり使える。
 事前に調査したルートを、消せる色ボールペンで記しておき、実際に歩いたときに修正する。
 縮尺が統一されているので、ページ単位で歩行時間の目安がわかり、目的地点と残りのページ数で日暮れまで
 のおおよその時間に見当を付けたり、目的地点を変更する際に鉄道駅までのアクセスから参考にしたりと、必須
 の地図。
 ウォーキングガイドブックには簡単な地図しか載っていない場合も多く、この地図との併用がお薦め。
 (残念ながらこれは絶版になっています。)
 


 昭文社 でか字まっぷ 奈良 大和路 1000円
 横大路、竹内街道、長尾街道、上ツ道、葛城古道など奈良の街道歩きにはこれがいい。

 でか字まっぷ 京都 もある。






   




 上記の地図でカバーしていないエリアにはコレ!
 プロアトラスW3 西日本版
 ソフトが提供する印刷機能だと、ディスプレイに表示されるような
 詳細な地図は印刷されない。
(携帯マップ作成方法)
 1)1/25000レベルで表示する。
 2)『ズーム』機能で、表示エリアを拡大させ、横が7,8km、
   縦が4,5kmに収まるように範囲指定をする。
 3)『ズーム』を100%に戻し、プルダウンメニューの「編集」→
   「コピー」→「指定した範囲の画像」をクリック。
 4)ペイントショッププロ(PSP)など画像編集ソフトでコピーした
   画像を展開し、新規用紙に貼り付け、印刷する。
 普通紙より上のものを使い、高精細設定で印刷しないと、山中の林道などは見えなくなる。
 市販の地図と違い、距離のメモリが表示されないのでペイントショップで編集の際に自分で書き入れると便利。
 街道名と連番を書き入れて、3つ折りにしてフロントバッグに入れる。

 三重県の携帯地図は販売されておらず、近畿圏でもカバーされていない地域を歩くときには必須の地図。
 事前にルートを赤鉛筆で記入し、実際の街道で修正を施したり、通過地点での時間、万歩計のカウンタを記入する
 などメモ代わりにも気兼ねなく使える。