第56 回 大雲取越  青岸渡寺 - 小口   2006年11月10日

10.熊野那智大社〜小口 (大雲取越)

予想気温 17度/23度 晴のち曇り 例年なら紅葉の時期だが、今年は暖かいのでまだ紅葉は進んでいない。


前夜から青岸渡寺宿坊、尊勝院に泊まる。
6時に起床して身支度を終える。
部屋の窓越しに空が白みはじめ、庭に出て旭を撮影する。

 6時半に部屋で朝食。
空いたペットボトルにお茶を入れておく。どのおかずもおいしく、完食する。
7時20分に宿を出る。
おにぎりの弁当代を入れて、一泊三食で¥8,400。大雲取越を歩くにはベストな宿だろう。知らない人は勝浦あたりで泊まり、バスで来るらしい。

 その前に観光客のいない青岸渡寺と那智大社を参拝する。

朝の空気が清々しい。

 旭日に照らされる朱色がまばゆいばかりに美しい。

写真:右)
宿坊を出て階段を上ったところ。
上ってすぐ左に青岸渡寺がある。

写真:左)
 大雲取越の入り口。
標識がある。急な石段を登っていく。
(7:36)
写真:上左) この看板・標識の場所で右折するのだが、石段が自然に直進していたので、そまま間違って登り続けてしまった。 (7:45) ここはマップ中の始めの拡大図の場所。いきなり分岐点を
間違えてしまった。
間違いの道 
石段の苔も厚く、あまり人が歩いた気配がない。
登り坂がきつい。
丁石もあるので、道を間違ったとはぜんぜん思わなかった。
この道は妙法山・阿弥陀寺への道。

那智高原への分かれ道。
(8:16)
マップでは青岸渡寺から那智高原休憩所まで30分行程なのに、時間がかかりすぎている。この先でようやく間違いに気づいた。幸い、右の山裾を回る道を行けば那智高原へ出られるので右折した。

那智高原休憩所到着
(8:26)
20分以上妙法山でロスしてしまった。
喫茶店・売店は時間が早いのか営業していなかった。後で聞いたが沖縄からの2人連れはここで飲み物を調達するつもりだったという。

マップの二番目の拡大図にある休憩所。
(8:33)
休憩所の横手に「熊野道」の標識がある。

写真:上右)
 大雲取越の石の道標
3 那智山(1.5km)←
→小口(13.0km)

写真:右)
マップ中の見晴らしポイント (8:48)
登り坂は続く。

写真:左)
4 大雲取越 道標
那智山(2.0km)←
→小口(12.5km)


写真:左)
5 大雲取越 道標
那智山(3.5km)←
→小口(11.0km)

写真:右)
マップに「車道と連絡」とある箇所。アスファルト道と段差がある (8:49)

登立茶屋跡
なんと、国道42号線が整備されるまで、田辺から中辺路を本宮まで行き、そこから小雲鳥越、大雲取越を越える道が唯一の幹線道路だったという。
(9:03)
ここまでマップの標準時間1時間に対して、30分余計にかかっている。出だしの間違いの為。

写真:左)
6 大雲取越 道標

写真:左)
7 大雲取越 道標

メタルブルーのコガネムシ
この他にも見たことのない色合いの虫を時々見かけた。生態系も独特のものがあるようだ。

写真:右)
8 大雲取越 道標
那智山(4.0km)←
→小口(10.5km)

 船見茶屋跡
茶屋跡の正面には勝浦の町と太平洋が遠望できる。
休憩所があり、ここで私より後に出発した女性2人組に追いついた。(9:43)

ここで15分小休止。
ここまで、400mの高低差を4.5kmで上ったことになる。けっこう登り坂がきつかった。

勝浦方面を望む。
正面の山が、さっき間違って進んでいた妙法山だ。
那智大社からは繋がっていたが、こうして見ると別の山だと分かる。
 沖縄美人の2人組と挨拶を交わす。街道歩きで珍しいパターンだ。熊野権現の吸引力はすごい。

 さらに西の方角。
さすがに串本は見えなかった。


10:00 女性の後から、しばらくして船見茶屋跡を出発する。

 木々の間から山並みが時々見える。紀伊山地の山並みは「重畳」というたとえがぴったりくる。山また山が視界の果てまで続く。

写真:左)
10 大雲取越 道標
色川辻の手前まで
「亡者の出会」という恐ろしげな名前が付けてあるが、意外と明るく道でそんな気はしなかった。

写真:右)
色川辻。マップ中、三つ目の拡大図のある箇所。
船見茶屋を先行した2人組を追い越す。(10:18)

写真:左)
マップ中の拡大図、
「林道から地道へ入る」の箇所。

写真:右)
「ごろごろ石」
まるで巨大な草団子が路傍に転がっている。
沢沿いの道を歩く。

ごろごろ石
有数の多雨地帯、尾鷲に近いこの辺りは降水量も多く、岩が水に流されて転がるうちに角が取れた。それにしてもこれだけあちこちに転がっているのはすごい。

林道交差
(10:33)
この先あたりが妖怪ダルが出ると云われる場所。ダルとはヒダル(ひもじい)からきた餓鬼の一種で、旅人はダルに憑かれると、猛烈な空腹を覚えたという。

 天気が晴れているせいか、妖怪が出るような場所とも思えない。
いつ急激な空腹に襲われるか、ダルに取り憑かれるかと思っていたが、何ごともなかった。

写真:右)
13 大雲取越 道標

 南方熊楠もダルについて記している。ダルに憑かれたら、なにかを口に入れるといいらしい。

苔むした石畳がよく残っている。2度ほど尻餅をつきそうになった。

マップ中の「林道合流」
箇所 (10:48)

アスファルトの林道を進む。下からにじみ出る水と、交通量の少なさから、アスファルトにもかかわらず滑りやすい道。

左手の林の中に「平成新道」として林道の地道ができているが、雲取り越えはアスファルト道を通る。

この新道は遠回りの上に、地蔵茶屋跡で合流するさい橋のない川を渡らなければならない。

写真:左)
またも、ごろごろ石


写真:右)
14 大雲取越 道標
(10:55)
車のロードノイズかと思って振り向くが、交通量はずっとゼロ。沢の音がロードノイズに聞こえるほど、あたりが清寂であるということか。

写真:左)
アスファルトの隙間から水がわき出している。

写真:右)
小川を隔てた平成新道。
やっぱりあっちを通らなくてよかった。

写真:左)
「地道街道入り口」の標識。間違って入っていったら遭難しそうな雰囲気。

写真:右)
15 大雲取越 道標
(11:03)
それにしても船見茶屋から先は急な勾配もなく歩きやすい。

地蔵茶屋跡
(11:14)
右の建物がトイレ。
道の反対側にきれいな
休憩所がある。

大雲取 地蔵茶屋休憩所
木原造林(株)のご厚意で建てられた木の香りも清々しい無料休憩所。
晴れている日でも、中に入って休憩したくなるほどきれいな休憩所。
造林会社のご厚意なので、きれいに使いたい。
なお、宿泊は禁止されている。

靴を脱いで弁当を食べる。
 その後、追い越した女性2人組も合流した。街道歩きは初めてで、いきなり雲取り越えを歩こうと決めたという。 大雲取越は高低差と補給、エスケープポイントが無い点からすると上級者コースと思うが、実に大胆。その半面、ネットで充分下調べもしている。
沖縄で広告代理店にお勤めということだった。
 地蔵茶屋休憩所の裏手に飲み物の自販機がある。(11:54)出発
大雲取越では唯一の自販機。女性2人組は、那智高原休憩所の自販機を当てにしていたが、なかったのでこの自販機で救われた。 かつては茶屋がいくつかあったが、現在では飲み物を補給できる場所は非常に限定的なので、飲料は前日から用意していた方が良い。

アスファルトの林道から地道へ再びはいる。
お地蔵を過ぎ、石畳を上っていくと、またごろごろ石がある。
これまで紀伊路にもこうした坂道はあったが、ごろごろ石はここだけのようだ。
何気ないところにも不思議があるのも熊野詣の魅力だろう。

石畳の急な登り坂

 那智勝浦町から熊野川町へ入ったためか、道標が変わった。
このあたりが石倉峠と思われる。

地蔵茶屋から越前峠まで、マップでは1.7km、50分の所要時間で、実際もほぼ50分で歩いていた。

 越前峠
(12:41)
これまでのところ、マップ中の標準
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−説明板より−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    越前峠       
この峠をなぜか越前峠と呼びます。雲取越えの中でこの峠越えが一番の難所です。
建仁元年(1201年)十月後鳥羽上皇の熊野御幸のお供をした藤原定家は、この雲取り越えを
「廿日暁より雨降る松明なし、天明を待つの間、雨忽ち降る、晴れ間を待つと雖も弥注ぐが如し、
仍(よっ)て営出一里許り行く、天明風雨の間路窄(せま)く笠を取るに及ばず、蓑笠を着け輿中
海の如く林宗の如し、終日険阻を越え心中夢の如し、未だ此の如き事に遇わず、雲トリ紫金峰手
を立てるが如し、山中只一宇の小家あり右衛門督の宿也、予相替わりて其所に入り形の如く小食
し了り、又衣装を出せば只水中に入るが如し、此辺に於いて適雨止み了る、前後不覚戌時ばかり
本宮に着き寝につく、此路の険阻大行路に過ぎ記す遑(いとま)ある能わず。」と書き留めています。
 世俗に『籠に載る人担ぐ人その又草履をつくる人』と言いますが、歌人土屋文明はこの道を越え、
右の記述を思い起こしたのでしょう。
 「輿の中海の如し嘆きたり 石をふむ丁(よぼろ)の事は伝へず」と詠んでいます。
丁(よぼろ)とは課役に招集された人足のことです。
                                              熊野川町教育委員会
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

胴切坂

峠をしばらく行くと、急な坂道が続く。
(12:55)

胴切坂
石には苔が生えており足場を間違えると滑るので注意しながら下っていく。

 それにしても、下り坂だからまだよいが、これを小口の方から上るとなると、文字通り、胴体がよじれて切れてしまうほどの苦痛ではないだろうか。由来がよく分かる勾配のきつさである。

苔むした地蔵
(13:44)

石垣は旅籠跡か。

写真:右)
「→山学林
古道はまっすぐです」
と記した道標。

楠の久保旅籠跡
(13:50)
なんと、昭和35年頃までこの辺りに人が住んでいたという。街道がそのころまで生活の道として機能していたということだ。

 山々が連なる地形から開発を拒み続けてきた和歌山ならではという気がする。
−−−−−−−−−−−−−説明板より−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                 楠の久保旅籠跡
 昔はこの雲取越えの道を熊野詣での道者が列をなして通ったと聞きます。東国の人が多かった
のでしょうか、巡礼姿の人を「奥州兵衛」と言ったそうです。
楠久保には道沿いに拾数軒の旅籠がありました。北に見える小雲取の桜茶屋を指差して、あそこ
まで宿屋がないかここに泊まるようにと客引きをしたとも伝えられます。
或旅日記に(1747年4月)
九日・・・地蔵が茶屋、越前の茶屋有、山内林木の中を通る事久し、楠がくぼと云茶屋に宿候、山内
所所の茶屋にも人を留候得共、米と焼火計にて夜具なし、此辺不自由成所にて候。
十日、夜の中より風雨甚、前路山峻く候故、逗留致候、猿多く山に出候を見申候、亭主馳走心にて
いろいろ致す体に候え共、干蕨の外は菜・大こんちのるい一切無之、漸みようがたけを煮候て、
給させ候・・・       と記されています。
 ここ楠久保に人が住まなくなったのは昭和三十五年頃のことです。
                                                    熊野川町教育委員会
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 中根の旅籠跡 休憩所
(14:04)

小口自然の家まで3km
水道の栓ははずしてあるので、水は飲めなかった。

滑りやすい石畳

円座(わろうだ)石
(14:35)
大雲取越の紹介には必ず出てくる円座石。
思っていたより小さかった。



写真:右)
天保三年十月
御賽前

いよいよ小口へ到着。
(14:53)

小口には小口川を渡る橋がいくつかあって地図を見てもとまどってしまう。
橋へ向けて降りる途中、川の対岸に廃校の学校が見える。もしかしてあれが今晩の宿である小口自然の家??

実はトイレだけを開放した小学校の廃校だった。

写真:左)
雑貨屋。ここでビール、つまみが売っている。ソフトバンク携帯電話はここでも圏外。雑貨屋の前の自販機の間に公衆電話がある。小口自然の家には公衆電話は無いので、ここで家に無事大雲取越を越えた連絡をするとよいだろう。
写真:右)
小口自然の家
(15:05)

バスの時刻表
小口バス停
 15時過ぎにチェックインしたが、フロントで支配人から普通より一時間くらい早いですねと言われた。
それでもマップによると、本日の距離は、14.5km、標準で5時間10分となっているが、実際には7時間30分かかっている。
2時間20分も「標準歩行時間」よりも多く、ほぼ「標準所要時間」にちかい。

 このマップの他のルートでは、この標準歩行時間はおおむね十分に参考にできるのだが、なにせ登り下りが多い道、
山歩きの練度によって大きく変わるだろう。
街道歩きが趣味なので長距離歩行には自信があるが、それでもウォーミングアップとして直前に山背古道など20km以上の
道を歩いている。日頃歩いていない人がいきなりこのアップダウンのきついこの道を歩くのはお薦めしない。
せめて平地で20〜30km歩いて、足を慣らしてからにした方がいい。

 またネットで調べたとき、小口で一泊するのかそれとも小雲鳥越を越えて湯の峰温泉あたりで泊まるのか迷った。
このマップの「標準歩行時間」を元にすると、9時間35分であり青岸渡寺宿坊を午前7時に出ると、10時間後の17時に
請川に到着できる。 この所要時間を信じて那智大社から小口で泊まらずに小雲鳥越へ向かった人がネットの中で悲鳴を
上げていた。

 大雲取越は苔むした石畳が多く保存されており、雨などで足場が悪くなると、滑らないように用心しながらの歩行になるので
所要時間は多くなる。また、そうでない場合でも山道では平坦道とはペースがぜんぜん違うので、個人差は大きい。

区間 ・ 距離 標準歩行時間 / 実際の歩行時間 歩行時間の差
青岸渡寺 〜 登立茶屋  (2.6km) 60分 / 90分 30分
登立茶屋 〜 舟見茶屋  (1.8km) 40分 / 40分
舟見茶屋 〜 林道交差  (1.9km) 35分 / 55分  20分
林道交差 〜 地蔵茶屋  (1.7km) 28分 / 45分 17分
地蔵茶屋 〜越前峠  (1.7km) 50分 / 50分
越前峠 〜 楠の久保旅籠跡  (2.4km) 50分 / 60分 10分
楠の久保旅籠跡 〜 円座石  (1.4km) 25分/ 40分 15分
円座石 〜 小口自然の家  (1.0km) 18分 / 30分 12分
合計:   4時間25分 / 6時間50分 合計:1時間44分

小口自然の家

廃校した中学校の校舎を活用して作られた宿。
思ったよりもずっと清潔できれいな建物だった。
1泊2食付きで¥7,350
夕食の時カンビールも注文できる。(315円)

橋のたもとの商店まで徒歩2,3分。

部屋は川に面していて、夏は川風が吹いて来そう。
施設・設備:
 浴衣、羽織有り。 タオル、歯ブラシは無し。
 TV有り。エアコンは有料。 ティッシュペーパー有り。
風呂(男女別、シャンプー・石けん有り)
洗面台、トイレ(男女別)は共用。

写真:左) 男女別の風呂の外に3つめの小さい風呂。
当日の宿泊は男性は私だけだったため。清潔な風呂でさっぱりする。

写真:右)
ランドリー室。洗濯機と洗剤は無料。乾燥機は¥100/1時間と
良心的な値段。
 夕食は17時半から。お造り、天ぷらをメインに鍋もおひたしも蒲焼きもある。
手作のゴマ豆腐もうまい。デザートの果物は巨大な蜜柑。だいじに取っておいて翌日本宮で食べた。信じられなかったが食べたらほんとうに蜜柑だった。

 缶ビールを飲みながら夕食をおいしくいただく。今日の宿泊者は私と、沖縄からの女性2人組だけだったが、明日の土曜日は満室だという。彼女らも隣のテーブルで食事をしていた。 特に山歩きが趣味というわけではなく、旅行雑誌の編集で熊野を扱ったときに、「ここを歩かなきゃ」と天の啓示のようにピンときたらしい。食堂のおばさんも話に入ってきて、地元の話題を提供してくれる。越前峠には小学校の卒業遠足の記念の杭があったが、幼稚園でも行事で登ったらしい。小口からだと、あの胴切坂を登るのである。
 最近では、足をくじいて歩けなくなった旅行者を救助するのに救急隊が苦労した話も聞けた。ルートの後半は林道との交差もないのであの苔むした石畳を搬送するわけだ。また、途中で断念して宿をキャンセルする人もたまにいるらしい。
 食後にフロントを通ると、支配人に「庭でたき火をやってますよ。焼き芋もあります。」とお誘いをいただいた。 することもないので、かつての校庭に出てみた。宿の夜勤務のYさんが、古いベンチを焚き付けにして、夕方掘ったばかりの芋をアルミフォイルにくるんで薪の下に入れている。
 山間の谷間の町なので、満天の星空を期待したが天気のせいかそれほど星は見えなかった。たき火の周りに彼女たちもやって来て、支配人は「酒飲む?」と新宮の酒、清酒「太平洋」を一升瓶ごと持ってきた。たき火と芋と酒は、まったくのおもてなし、無料オプションなのである。宿泊客が多いと、芋が行き渡らないので、たき火はやらないらしい。いいタイミングで泊まったものである。 たき火の炎にあたりながら綺麗な女性を交えてただ酒を飲むなんて素敵な夜に、しみじみと幸せを感じていた。
 支配人は、和歌山県の観光課からの出向だろうか、熊野川下り舟のプロジェクトを立ち上げた後、今年の4月から小口自然の家に勤務という。
どうしたらお客さんが楽しんでもらえるか、いろいろと工夫されているらしい。
 青岸渡寺の宿坊、尊勝院を早朝に出て、小口自然の家で泊まり、翌日小雲鳥越を歩いて本宮へ行くのがひとつの
パターンだが、尊勝院からはよく電話で、「今日、こういうひと達が何人でそちらへ向かっているから、何時ごろの着くはず」
とちゃんと連絡があるらしい。 昨日の宿坊ではビールをごちそうになったし、彼女らの話では、夜、車で温泉に連れていって
もらったらしい。 そして今日は小口自然の家で、焼き芋を肴にたき火を囲んで酒をごちそうになっている。
今回の旅は、いい宿に恵まれた。 また和歌山が好きになった。

宿泊メモ:
小口自然の家: 8月は川遊びで混む。雲取り越えの客は3,4月と11月の週末が混んでいる。
 翌日のお弁当も頼めるが、昼前に請川に着くので本宮周辺で昼食も可能。
 お茶は冷たいのも温かいのも出発前に用意してくれる。ペットボトルの空いたものは捨てずに持っていると便利。
 朝食は6時半から。

春から10月中旬にかけては蛇が出る。夏場は気温もさることながら最悪だろう。 蛇嫌いな人は11月に歩くことをお薦めする。
今回はおかげさまで出会わずにすんだ。

歩行データ:
27,447歩 / 7,147歩(しっかり歩行)
893Kcal / 53.6g / 19.2km
 




翌日に続く


 更新: 2021/5/25 リンク切れ修正